umask - ファイルアクセス許可マスクの設定

【書式】

#include <sys/types.h>

#include <sys/stat.h>

#include <io.h>

int umask(int mode);

【解説】

umask()はopen(3), creat(3) で使用されるファイルアクセス許可マスクを

modeにします。modeの1になっているビットはopen(3), creat(3)で新規作成

されるファイルのアクセス許可設定をマスクし、無効にします。

modeに使用できる定数は<sys/stat.h>で次のように定義されています。

S_IWRITE

書き込み許可をマスクします

S_IREAD

読み出し許可をマスクします

modeにS_IWRITEをあたえると、それ以降のファイル作成ではS_IWRITEがマス

クされ、リードオンリーファイルしか作成できなくなります。DOS窓ではラ

イトオンリーファイルは作成できませんので、S_IREADは無視されます。

プログラム実行開始時の設定値は022(8 進数)になっています。

【リターン値】

umask()は以前のファイルアクセス許可マスクの設定値を返します。

【可搬性】

UNIX, DOS窓

【参照】

chmod(3), creat(3), open(3)

【copyright (c) 安江正樹＠東海大学理学部物理学科】