atoi, atol, atof - 文字列から数値への変換

【書式】

#include <stdlib.h>

int atoi(const char *s);

long atol(const char *s);

#include <stdlib.h> or <math.h>

double atof(const char *s);

【解説】

atoi(), atol(), atof()は、sで示される文字列を整数または浮動小数点数

に変換します。まず、先行する空白文字が読み飛ばされます。次に負符号が

あるかどうかが調べられ、さらに数字でない文字につきあたるまで文字列は

スキャンされます。

【リターン値】

変換された値を返します。数字がない場合は0を返します。

【エラー】

ERANGE

変換しようとした数値が表現できる範囲をこえています(atof()のみ)

【可搬性】

ANSI, UNIX, DOS窓

【参照】

ecvt(3), fcvt(3), gcvt(3), strtol(3), strtoul(3), strtod(3)

【バグ】

atoi(), atol()はオーバーフローを検出しません。オーバーフローが発生し

たときのリターン値は未定義です。

【copyright (c) 安江正樹@東海大学理学部物理学科】