abort - プログラムの異常終了

【書式】

#include <stdlib.h> or <process.h>

void abort(void);

【解説】

abort()はプログラムを異常終了させます。

abort()は標準エラー出力(stderr)に

Abnormal program termination

と表示し、raise(SIGABRT)を実行します。その後、ストリームバッファをフラッシュせずにプログラムを終了し、 リターンコード 3 を親環境へ渡します。

abort()の呼び出しに先立って、signal(3)でSIGABRT に対するハンドラを指定しておくことができます。

【リターン値】

abort()からは決してリターンしません。

【可搬性】

ANSI, UNIX, DOS窓

【参照】

atexit(3), onexit(3), signal(3), raise(3), exit(3), spawn(3)

【copyright (c) 安江正樹＠東海大学理学部物理学科】